霧島市S様邸 LDK改修工事 ~ レンジフード交換から始まった、快適空間へのフルリフォーム ~
1. 工事のきっかけ:レンジフードのお悩みから全体改修へ
S様から最初にご相談いただいたのは、レンジフードの交換についてでした。
「長年使ってきたレンジフードの調子が悪くなってきたので、新しいものに交換したい」とのこと。
しかし、レンジフードの使用年数や、今後のことを考えると、部分的な交換を繰り返すよりも、思い切ってLDK全体を改修した方が、
仕上がりやコストパフォーマンスの面で良いのではないかと考え、ご提案させていただきました。
もちろん、ご予算が大きく変わるため、S様も最初は悩んでいらっしゃいました。しかし、時間をかけてじっくりとご相談させていただく中で、
「せっかくなら、日々の生活で一番長く過ごすLDKを、この機会に断熱化して、もっと快適にしたい!」というご希望が出てきました。
2. 開放感あふれるLDKへ:間取り変更と断熱工事
以前はDKと和室で分かれていた空間を、今回のリフォームで一体化しました。
壁の撤去: DKと和室を隔てていた壁を取り払い、広々としたLDKを実現。
和室の断熱化: 和室だった部分は、天井・壁・床を解体し、新たに断熱材を施工。
DKの内装: 天井・壁・床は、上張り施工で仕上げました。
間取り変更と断熱工事により、開放的で快適なLDKへと生まれ変わりました。
天井・壁・床を解体しています。
解体後は床・天井・壁それぞれ下地を作成します。下地の裏側に見える、ふっくらと白いものが断熱材です。
隙間なく詰めることで断熱性能を発揮します。
床材はイクタ社のラスティックフロアナラ樫2Pを施工します。しっとりサラサラとした足ざわりで人気の床材です。
床材を施工した後は汚損防止のため養生をします。
和室の隣、ダイニングの天井・壁・床は解体せず上貼り施工をしていきます。
既存の床・壁材を活かす重ね張り工法は、解体・調整が不要で産廃を減らし工期も短縮。費用を抑えられ、
騒音も少ないため近隣への影響も軽減。床暖房対応材を選べば既存設備もそのまま利用可能です。
キッチンの床も上貼り施工です。
廊下・洗面所の床も上張り施工をしています。
出窓側にもあったキッチンを全てリビングと対面にするため、設置位置にカウンターを作成しています。
もともとあった出窓のまわりには集成材を上貼りしています。
大工工事が完了しました。
システムキッチンと、背面にカップボードを設置します。
クロス屋さんが壁紙を貼る前の下地処理を行っています。
壁紙を貼って施工完了です。
断熱材の充填によって、冬場の冷え込みの緩和が大きく期待されます。
2. 断熱性能UP!窓リフォーム
今回のリフォームでは、断熱性能の向上にも力を入れました。
リビング掃き出し窓・腰窓: カバー工法にて新しいサッシへ交換。既存の壁を壊さずに施工できるため、工期とコストを抑えられます。
その他窓: Low-E複層ガラスに交換。断熱効果が高く、結露の軽減にもつながります。
窓の断熱化により、冬は暖かく、夏は涼しい、快適なLDKが実現しました。
【カバー工法による窓交換後の窓】
【Low-E複層ガラス交換後の窓】
S様の笑顔が何よりの喜びです
今回のLDK改修工事では、S様のご希望を最大限に反映し、快適で過ごしやすい空間を実現することができました。
レンジフードの交換から始まったリフォームでしたが、最終的には和室とDKを一体化し、LDKの断熱化まで行うことになり、S様にも大変ご満足いただけました。
今後も、お客様一人ひとりのご要望に寄り添い、最高の住まいづくりをお手伝いさせていただきます。