第2回:鹿児島市古民家再生の第一歩!スケルトン解体と片流れ屋根工事の詳細【姶良市・霧島市対応リフォームニシキ】
古民家再生の第一歩!スケルトン解体とは?
古民家再生の最初のステップは、建物を骨組みだけの状態にするスケルトン解体です。
この工程では、古民家特有の太い梁や柱を傷つけないよう、慎重に作業を進める必要があります。
スケルトン解体の具体的な作業内容
- 柱・梁の状態確認
シロアリ被害や経年劣化で傷んでいる箇所を調査し、補強が必要な部分を特定します。
2.不要部分の撤去
老朽化した内装材や屋根材をすべて取り除きます。
屋根工事:切妻から片流れへ変更
スケルトン解体が完了した後、次に取り掛かったのが屋根工事です。今回は古い切妻屋根をシンプルでモダンな「片流れ屋根」に変更しました。
屋根工事の工程
- 屋根下地の設置
プレカット木材を使用して屋根の骨組みを作成。その上にコンパネ(構造用合板)を貼り付け、強度を確保しました。
2.防水対策
コンパネの上にアスファルトルーフィング(防湿シート)を敷き、防水性を高めました。
3.ガルバリウム鋼板の屋根材施工
最後にガルバリウム鋼板の屋根材を取り付け、片流れ屋根が完成しました。
片流れ屋根の特徴
- 雨水が流れやすく、メンテナンスコストを抑えられる。
- 外観がスッキリとモダンな印象に仕上がる。
外壁工事:スケルトン状態からの新設施工
屋根工事が完了した後は、建物の外観を整える外壁工事に取り掛かりました。床下地の木工事も進行中です。
スケルトン状態からの施工となるため、外壁材の新設を中心に進めました。
外壁工事の工程
防水シート(透湿防水シート)の設置と胴縁の取り付け
外壁工事の最初の工程として、骨組みの外側に透湿防水シートを張り巡らせます。
この防水シートは、雨水の侵入を防ぎながら、内部の湿気を外に逃がす役割を果たします。
これにより、建物内部の湿度を適切に管理し、腐食やカビの発生を防止します。
防水シートを設置した後、外壁材を固定するために胴縁(どうぶち)を取り付けます。
胴縁は、外壁材との間に通気層を確保する重要な役割を担います。
この通気層により、壁内部の空気が循環し、結露を防ぎつつ、建物全体の耐久性を高めることができます。
これらの工程をしっかりと行うことで、外壁材の性能を最大限に引き出し、
長期間にわたり快適な住環境を維持することが可能になります。
外壁材の新設
スケルトン状態からの新設施工なので、元の状態を思い出せないほどのモダンな外観になりました。
まとめ:スケルトン解体から屋根・外壁工事までの流れ
古民家再生の第一歩として、スケルトン解体を行い、屋根と外壁の工事を進めました。
スケルトン状態からの外壁新設施工により、建物の耐久性とデザイン性を大幅に向上させることができました。
次回予告:床工事と天井工事で快適性を高める秘訣とは?
外装工事が完了し、次はいよいよ内装工事へ!
第3回では、古民家リフォームにおける床工事と天井工事に焦点を当て、快適性を高めるためのポイントを詳しく解説します。
古民家特有の雰囲気を損なわずに、現代の住まいに必要な断熱性や居住性をどのように向上させるのか、施工事例を交えながらお伝えする予定です。
鹿児島の古民家リフォーム事例を通して、床や天井の仕上げに隠された工夫をお楽しみに!
リフォームニシキはこれまでにも
と古民家リノベ―ションを多く手掛けています。ぜひ施工事例をご覧ください!